汗の役割
暑い日や、じめじめした日に困るのが汗!!
私は運動やお風呂で思いっきり汗をかくのは大好きですが、普段はなるべくかきたくないと思ってしまいます!
でも汗は私達の身体にとって、とても大切な役割をしてくれているんです。
美容や健康のためにも適度な汗をかくことは必要なことなんですよね!
実は汗には良い汗と、悪い汗があるんです。
みなさんの汗はどうでしょうか??
今日はまず、汗が出てくる「汗腺」についてお話ししたいと思います!
汗腺とは?
汗腺は哺乳類にしか存在しないんです!
鳥などは細かい呼吸をして熱を逃がしているんですね。
犬や猫も肉球にしか汗腺がありません。熱を放出する場所がちょっとしかないので、暑い日のお散歩はつらそうですよね(^^;;
汗は汗腺から分泌される体液のこと
汗腺にはエクリン腺とアポクリン汗腺の2種類があります。
エクリン腺
小汗腺とも言われ、身体のほぼ全身に存在します。
200〜400万個あると言われているのですが、その中で使われているのは半分ほどだとか!
この汗腺は生後3歳までの環境で決まるそうです(°o°:)
温暖地域と寒冷地域では、温暖地域で育った子の方が汗腺が多く、体温調節しやすくなるとか!すごいですよね!
寒い地域の方が肌が白くて雪肌なのは、この汗腺も関係しているようです。
エクリン腺は自律神経と密接な関係で、
高温・運動・発熱などの時に体温調節をしてくれます♬
・手のひら
・足の裏
に特に多く、99%水分です。1%は塩分!で
ほとんどにおいはありません。
1日に1.5リットル〜2リットル出ています。
肌の表面で皮脂と混ざって、皮脂膜を作り、肌を弱酸性に保ちながら守ってくれています!
アポクリン汗腺
大汗腺と言われ、思春期になると急速に発達していきます!
ホルモン・脂肪分・色素・尿素・アンモニアを分泌していて、アルカリ性です。
このアポクリン汗腺からでる汗がにおいのもととなるのですが、エクリン腺よりも肌の深いところにあり、毛穴と連結しています。
動物は仲間や個体同士を認識したり、異性を惹きつけるために言葉以外のコミュニケーション方法の一つとしてこのにおいをだす腺があると言われています!
現代人はこのアポクリン汗腺が退化していったので
・脇の下
・外陰部
・乳首周り
・肛門周辺
と場所が限られて分布されています。
汗の作用
①温熱性発汗
先ほど説明した、エクリン腺による体温を一定に保つ作用
②精神的発汗
体温調節とは違い、ストレス、緊張、不安、ドキドキした時に交感神経優位になり汗腺が活発になります。
手汗や足汗のことですね。
昔狩りをしてきた時に、手の平や足の裏が湿ることによって滑りずらくするという一説も!!
③味覚性発汗
唐辛子など辛いものを食べた時に出る汗です!
額・鼻・唇の周りなどによく出ますよね。
唐辛子のカプサイシンによる汗もあると思うのですが、何と味覚で汗に影響するのは
酸味>苦味>辛味>塩味>甘味
の順なんですー!!!意外!!
梅干し食べたら唾液が出ると同じように、チョコやチーズを食べると汗をかく方も多いそうですよ!
赤ちゃんが頭にだけすごく汗をかくのも、1番大切な頭をなんとか守ろうと身体が必死なんですよね(>_<)
汗腺の数は産まれた時から決まっていて変わらないので、大人と赤ちゃんの体積を考えたら、赤ちゃんてすきまなく汗腺があるってことですね。
来週、良い汗と悪い汗の見極め方をご説明したいと思います(*´ `*)

渡辺 郁実
柔道整復師 アロマセラピスト
男の子のママ
私は、「身体の外側はもちろん、内側(心)のケアができて、初めて治療ができる」をモットーに施術をしています。
R&Sに来た方が、「ここに来てよかった」とホッと一息つけて、また元気が出てくるような場所になれるように、精一杯施術させて頂きます!!
どうぞよろしくお願いします!
甘えん坊な息子の子育てに奮闘中です!!
毎日の子育てのこと、身体のこと、心のこと。。。
コラムで何かみなさんに役立つ情報があれば幸いです♪
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